
近年の『糖質制限ブーム』により、広まりつつある食事です。
このMEC食と言うのは、沖縄県にある、『こくらクリニック』の『渡辺信幸先生』が、20年以上の年月をかけて開発した、言わば『予防食』になります。
MECというのは、
- 『meet』:ミート(肉)
- 『egg』:エッグ(卵)
- 『cheese』:チーズ
の、頭文字をとった略の事言います。
渡辺先生が、MEC食で推奨する1日の目安は、
「肉200g・卵3個・チーズ120g(6Pチーズ1パック相当)」。
実はこの量で、厚生労働省が定める、「日本人の食事摂取基準」の、必須栄養素の摂取目安量をほぼ満たすと言われており、この食事によって、ほとんどの薬は止められると言われています。
今回は、僕たちも多数、実践している、このMEC食についてご紹介していきます。
- MEC食が危険と言われるわけ
- MEC食でコレステロールを気にするのは時代遅れ
- MEC食との付き合い方

このMEC食の、1日の適切な目安量
- 『肉』:250g
- 『卵』:3個
- 『チーズ』:120g(6pチーズ1パック相当)
一般的に、MEC食と言うのは、今は、認知度は大きく広まってきましたが、数年前、もしくは未だに、まだまだ認識違いの知識を持っている方も多数見える事を実感しています。
『肉』:『卵』:『チーズ』と聞くと、多くの方が、『脂っこい』『コレステロールが』と、まず気にするのではないのかなと思います。
そして、『野菜が入ってない』というところもです。
なのに、これで本当に「日本人の食事摂取基準」の必須栄養素の摂取目安量をほぼ満たすのか??
と、聞く声がまれに聞こえてきます。
一般的に、いわゆる『健康』とされている食事は、未だに、『ベジタリアン』。
野菜を多く摂って、カロリーを控えて、、、。
こんなようなアドバイスをされた事は多くあるし、聞いた事もあるのではないでしょうか。
そして何よりも、『肉』『卵』『チーズ』というと、一般的な概念でいうと『コレステロールが高い』と、まず思うと思います。
このように、一見、今まで健康だと言われてきた食事とは、逆の事になるため、最初に疑問を持つ方も多く見られます。

2015年の厚生労働省が、このような発表をしました。
《産経ニュース記事》
コレステロールの摂取基準を撤廃。
https://www.sankei.com/life/news/150525/lif1505250013-n1.html
もう既に、現在は、コレステロール摂取基準値は撤廃されています。
これはどういう事かと言いますと、ものすごく簡単に言えば、『コレステロールは、悪者ではなかった』という事が、最新の研究で分かったという事です。
『コレステロール(脂)と言うのは、実はものすごく大切で。摂取すべきものなのです。』
まず、脂というのは、人間の体で、いろんなところで作用していますが、1番は『脳』です。
人間の非常に大切な脳は、脂で作られています。
その脳みそが、飛び出たのが『目』になります。
この脳の働きを、しっかりとサポートしていくには、もちろんしっかりとした『脂』が必要になってくるわけです。
ですが、今までの概念ですと、『脳はブドウ糖が必要』と言われてきました。
確かに、数年前の栄養学には、そう書いてあったそうです。
ですが、今は『脳はブドウ糖』というのは撤廃されています。
近年の『ファスティングブーム(断食)』で、一般的にも、これが証明されています。
数週間、水だけで過ごしても、脳は、脂を作り出ししっかりと機能しています。
そして次に、脂というのは、人間の体の『細胞膜』を守ってくれる役割として大きく働いています。
細胞の周りには、脂で膜が張っています。
この膜を、しっかりと頑丈なものにするには、『脂を摂取』する必要があります。
脂を控えてしまうと、この脂が足りなくなってしまい膜が薄くなります。
そうすると風邪を引きやすくなったりします。
脂というのは、人間は肝臓が自分で作り出す事が出来るのですが、しっかりと『栄養』として取り入れたりする事が非常に大切です。
このように『脂』というのは、非常に大切なものにもかかわらず、今までは『控える』という概念が何十年と、健康の概念として言い伝えられてきたようです。
コレステロール値を下げる薬は、飲んでる人は長年飲んでる人が多いのも、この理由です。
『コレステロール』と『コレステロール値』は違います。

HDL:善玉
LDL:悪玉
の数値の事を指します。
コレステロール値を下げる薬というのは、この『LDL:悪玉』の働きを抑制するものです。
ですが、『LDL:悪玉』は、実は非常に大きな役割を果たしているのです。
肝臓が脂を作って、細胞に脂を修復するために運ぶ仕事をしてくれてるのが、実は『LDL:悪玉』なんです。
そして、それを修復して、肝臓まで持って帰ってくるのは『HDL:善玉』。
なのに『LDL:悪玉』の働きを抑制してしまっては、良くなるわけもなく、なのでコレステロール値を下げる薬を飲んでる人は、長年同じ薬を効きもしないのに飲み続けているという事です。
今は、インターネットやメディアなどで、膨大な情報が簡単に手に入ります。
その中でもよく聞くのは、『情報がありすぎてわからない』という声です。
MEC食を実践して、糖尿病やコレステロール値、血圧などの薬を飲まなくて良くなったという話が多数あり、先に書いた現代の『糖質制限ブーム』にも乗っかって、正しい知識として認知されてきました。
西洋医学が、ものすごく発達している日本の医学の中で、それと大きな差があるくらい、『予防学』の東洋医学は、これからもっともっと正しい知識を広めていったりする事が必要だと感じています。
予防あっての医学、自分自身の『自己管理』あっての医学だと思います。
そうしたら、誰しもが、この発達した西洋医学を、存分に生かせたりすのかなと思います。
ぜひ、参考にして頂けたら幸いです。
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